古賀直樹『UIデザインの基礎知識 プログラム設計から』
ユーザーインタフェースデザインの基礎知識 ~プログラム設計からアプリケーションデザインまで~
- 作者: 古賀直樹
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2010/04/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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UIデザインって、とても気になっている。例えば、アプリのボタンの形ひとつとっても、「なんでこの形にしたのか」とかを論理的に説明を受けたいなあ、とずっと思っている。で、それをある程度、書いてくれているのがいいですね。
以下、メモ。
p.17-18
システム設計者に要求されること:
・色と配色
・レイアウト
・形
・配置
・操作方法
・フィードバックの方法
p.19-20
ヒューマンエラーを人の行動から考えると:
・「スリップ(やり間違い)」…見間違いや思い違いで意図しないことをしてしまった誤り
・「ラプス(やり忘れ)」…やり忘れによる誤り
・「ミステイク(誤り)」…行動自体が間違っていた誤り
p.38-39
ソフトウェアにおける形の効果:
ボタンは四角形なら仕事用にいい。円形を使うと、「安っぽく」「正確性に欠ける」イメージを与えてしまうこともあり得る(子ども向けにはいい)。
↓
インターフェースに利用する構成要素のひとつひとつに対する配慮が、ソフトウェア全体の品質に影響する。
p.57
ネッカーキューブと呼ばれる図形による知覚実験
http://www.p.u-tokyo.ac.jp/~kitajyo/projects.html
#なるほど、これはおもしろい。
p.64
時計の針はなぜ右回りなのか?
↓
もともと、オベリスクが日時計の役割を果たしていて、そのときの影の動きが元になっているから。オベリスクを建てた古代エジプトをはじめ、当時の文明圏がすべて北半球だったため、時計の針は右回りになっている、と言われている。
#へー!