藤原和博『世界でいちばん受けたい授業』
- 作者: 藤原和博
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2001/10
- メディア: 単行本
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もうずいぶん前に一度読んだ本ですが、再読。いま書いているカリキュラムの何か参考になれば、と思って。しかし、こうしてみると[よのなか]がやりたいことと僕がやりたいことって驚くほど近いな。ヤバイ、近すぎる、というくらいに。差別化しなきゃなぁ。
特に感じているポイントを以下にメモ。
p.117
「
諸外国の中等教育の教科書には登場しながら、日本の教科書で扱わないもののうち、子どもから大人になる過程で大事なテーマが2つあるとよくいわれる。
一つは「お金や商売の問題」、二つ目が「家の建て方の知識や、それとおおいに関わる家族関係の問題」である。
」
p.118
「
自分の家と家族の問題から出発しなければ、そこにつながっている地域社会の問題、自治体の問題、税金をなぜ払うのかという問題、その使い道、果ては、その“拡大バージョン”としての一国の政治の問題に関心を広げていくことは不可能である。
「政治」を語るには、一番身近な「家と家族」の問題からスタートしなければ、それは単なる知識で終わってしまう。
」