村野まさよし『ブックオフの真実』
- 作者: 坂本孝,松本和那,村野まさよし
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2003/03/03
- メディア: 単行本
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ブックオフはよく利用しているんだけど、実は仕組みとかは知らなかったんだよね〜。今回、カリキュラムを作るにあたって研究。誰もが幸せな仕組みっぽく書いてあるけど・・・でも、クリエイター(書き手の人たち)にお金が落ちないのがやっぱり問題かな、と。
■本の価値判断(p.106, p.132)
・古書としての価値
↓
・本がきれいな状態であること
・発行されたのが最近であること
■価格体系のマニュアル(p.80, p.123)
・本の内容は一切問わず、きれいか汚いかが唯一の基準。
・定価の一割で買って、半額で売る
・三ヶ月過ぎたら、100円にする
・同じタイトルが5冊を超えたら100円にする
■チラシのコピーの秘密(p.82)
・「古書高価買い入れ」では集まらない
→本を買う、というキャッチコピーはそれまでの古本屋と同じ
↓
新しい本を、読み終わったらすぐに、持ってきてほしい
→「読み終わった本」
+
お客様に頭を下げる姿勢
→「お売りください」
↓
「読み終わった本をお売りください」
■仕入れた本が店頭に並ぶまで(p.146)
・「仕入れた商品は、すばやく店頭に出し、早く売る」ことが最優先
1買い取り価格表に基づいて「特A、A、B、C、D」と仕分けしながら値段をつける
特A 発行されてから3ヶ月以内の本。定価の一割で買い、半額で売る
A 発効日から一年以内のもの
B 本をきれいにする作業が必要。
C 汚れあり、紙焼けあり
D 売る価値梨、廃棄処分
定価1000円の単行本は…
特A 100円
A 60円
B 40円
C 10円
D 0円
2お金を支払ったあとで、入荷の時期を示す四色のカラーラベルを付ける
3レジ近くのストッカーに置くと、棚入れの担当者が棚に並べていく
■スタートのときはどれくらいの冊数をそろえる?
■棚の並べ方(p.150)
・新刊書店では、文庫を出版社別に並べている
→返品のときに都合が良いからあの順番
→お客様から見ると不便
・ブックオフでは著者別にならんでいる
■エリアのお客さんから商品を仕入れ、
エリアのお客さんに売るのが基本(p.153)
・店ごとに商品は完結するのが基本。横の移動はない。
エリアのお客さんから商品を仕入れ、エリアのお客さんに売るのが基本。
お客さんが持ってくる本の割合で販売することにしている
→店によって文庫本が多い、単行本が多いという差はあるが、
お客さんが持ってくるものがすべてだととらえる
■イトーヨーカ堂の唱和(p.74)
「今日も一日、私たちは自信と情熱を持って、お客様には最大の満足を、お店の商品に対しては深い愛情を注ぎ、奉仕の精神を忘れることなく、自らの希望の達成のために努めます。」
↓
ブックオフでも使ってます(許可取ってるらしい・笑)