ポール・アダムス『ウェブはグループで進化する』
ウェブはグループで進化する ソーシャルウェブ時代の情報伝達の鍵を握るのは「親しい仲間」
- 作者: ポール・アダムス,小林啓倫
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2012/07/26
- メディア: 単行本
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ソーシャルネットワーク(TwitterもFacebookも)は大好きで、そこつながりで知り合えたステキな仲間もたくさんいるわけですが、均等にネットワークってできていかないので、この「グループで進化する」って感じはすごくわかるなあ。
p.7-9
今まさに新しい世界を築いているのは4つの変化
- アクセス可能な情報の急増
- ウェブの「コンテンツ中心型」から「人中心型」への構造変化
- 人間関係を正確に把握し、分析することが史上始めて可能になったこと
- 人の意思決定に関する研究の進歩
p.94-96
人間関係にはタイプがある:
知り合い、情報源、遊び友達、協力者、仲間(遊び友達であり、協力者である人々)、癒し手(仲間に近いが、心理面での支援を与え合う人々)、相談相手、親友
↓
相談相手と親友の数は非常に少なく、5人未満であることが多い。
p.244-251
各章のポイント整理=今日のソーシャルウェブ
- ソーシャルネットワークは目新しいものではなく、ソーシャルウェブは一時的な流行ではない
- 情報共有は目的達成の手段
- ソーシャルネットワークは独立した小グループで構成されており、グループをつなぐ役割を果たしているのは普通の人々
- 親しい人々から強い影響を受ける
- 情報の拡散においては、個人の性質よりもネットワーク構造のほうが重要になる(イノベーター・ハブとフォロワー・ハブ、個人の存在に着目)
- 人は他人を観察することで、どのように振る舞うべきかを理解する
- 私たちが下す決断の大部分は、無意識と感情をつかさどる脳によって行われる
- 人は新しいことを避けるようにできている(特に自分の信念と反する場合)
- 人は友人から情報を得ることがますます増えている
p.252-254
これから数年でどのような変化が訪れるか
- ビジネスを人中心型へ移行することが必要不可欠になる
- 新しい知識体系が求められるようになる
- 人の社会行動
- ネットワーク
- 人の思考回路
p.260
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