上田信行『プレイフル・シンキング』
- 作者: 上田信行
- 出版社/メーカー: 宣伝会議
- 発売日: 2009/07/03
- メディア: 単行本
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「楽しさのなかにこそ学びがある」というのは本当に大賛成。筆者が言う、「プレイフル」の4項目も納得。こういうのを組み込んで、ゲーミフィケーションとか考えていきたい。(p.29)
- プレイフルとは、真剣に向き合うこと。
- プレイフルとは、柔軟であること。
- プレイフルとは、協調のためのエンジン。
- プレイフルとは、実現できそうな予感にワクワクすること。
LEGOを使ったり、パスタを使ってプレゼンテーションをさせたり、こういう工夫っておもしろいよなあ。
巻末資料もとても参考になりました。以下、メモだけ。
- キャロル・ドゥエック
- 省察的実践家たち reflectional practitioner、かな?
- ドーン・ショーン『リフレクティブ・プラクティショナー』
- neomuseum
- ヴィゴツキーの提唱した概念「ZONE OF PROXIMAL DEVELOPMENT(ZPD)」→あの人だったらできそうだ、という自信。「憧れの最近接領域」
すごいおもしろい。いろんな手法があるよな〜。まだまだ学べることはたくさんあるに決まってる。
p.21
「学び」についての考察:
・インストラクション
→これまでの学校教育の形。大人から子どもへ知識を伝達する。
・コンストラクション
→子どもが何かを体験し、その体験を振り返るプロセスで自ら学びを構築していく。
→コンストラクショニスト・ラーニング(構成主義的な学び)
p.28「
楽しさのなかにこそ学びがある。」
p.29
プレイフル・シンキング
1.プレイフルとは、真剣に向き合うこと。
2.プレイフルとは、柔軟であること。
3.プレイフルとは、協調のためのエンジン。
4.プレイフルとは、実現できそうな予感にワクワクすること。
p.35
ドゥエックによる、
フィックストマインドセット:自分は変われないとする心のあり方
グロウスマインドセット:自分は変われるとする心のあり方
p.98-99
アートディレクターの森本千絵さんが語る、制約を超える楽しさ:
「たとえば紙があって、『この紙で何かしてください』と言われたら、紙に文字や絵を書くことからはじめる人が多いですよね。もう一歩踏み込んで、紙をビリビリ破いて髪に挿してみたり、なめてみたり、それを窓に貼ってみたり、というところまでやる人は少ないと思います。その一歩を超える自由というか、制限を逆手にとって自由になれる瞬間があることを、多くの人に知ってもらえるとうれしいですね」
p.109-111
気持ちや考えをレゴブロックで表現することでメタ認知し、みんなで共有するツール。無形のものに色や形を与える。
↓
組み立てたレゴブロックと一緒に、キャプションを書いていく。
#デジカメで撮影してコマ送りにしても楽しいかも。
p.145-147
パスタでプレゼンテーション
プレゼンテーションのキーワードとなる言葉を紙に書いて、乾燥パスタと一緒にパスタケースに混ぜ、それを使って研修をスタートする。
→パスタというメディアが、非日常の空気を作る。
#おもしろい!
p.159
TKFモデル(つくって、かたって、ふりかえる)
=学びの活動のモデル
「つくる」→夢中になれる活動を通して、表現したりつくったりする活動のこと。
「かたる」→つくったものを他者と共有し、意見を交換する活動のこと。
「ふりかえる」→全体を振り返ることで体験を意味づけする活動のこと。
巻末資料もとても参考になりました。以下、メモだけ。
- キャロル・ドゥエック
- 省察的実践家たち reflectional practitioner、かな?
- ドーン・ショーン『リフレクティブ・プラクティショナー』
- neomuseum
- ヴィゴツキーの提唱した概念「ZONE OF PROXIMAL DEVELOPMENT(ZPD)」→あの人だったらできそうだ、という自信。「憧れの最近接領域」
すごいおもしろいな。いろんな手法があるよな〜。