小河勝・本多敏幸・橋野篤『中学生からの勉強法』
- 作者: 小河勝,本多敏幸,橋野篤
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2006/06
- メディア: 単行本
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高名な著者たちの共著です。こういう実践を積み重ねた人たちのノウハウはどんどんまねていきたいところ。
実は、わかっているからできる、というのではなくて、「できる」ことが積み重なって「わかる」ようになるというのが正解だ。
「まねる」→「ちょっとできる」→「ちょっとわかる」→「できる」→「わかる」→「手段化された」(p.96)
というあたり、きちんと教育学的に、というか方略的に勉強したいなあ。
以下、メモ。
p.96-97
なぜ数学を学ぶのか:
1.数学はそれ自体が楽しい
2.学んだことが次の土台となる。
3.「まねる→できる→わかる→できる→わかる…」の繰り返し
実は、わかっているからできる、というのではなくて、「できる」ことが積み重なって「わかる」ようになるというのが正解だ。
「まねる」→「ちょっとできる」→「ちょっとわかる」→「できる」→「わかる」→「手段化された」
↓
手段化されたものを手に入れると、
1.手段化されたものを前提として、次のものを手に入れる。
2.手段化されたものをいくつも組み合わせて使う。
p.99
数学の勉強を進めていくうえでは、
1.個々のことがらを正確に理解し、確実に手段化していく
→「基本の6割」に対応
2.手段化されたものをいかに組み合わせて解くのかを意識した演習を行う
→「差のつく4割」に対応
ということを念頭におく必要がある。