山内豊『IT時代のマルチメディア英語授業入門』

IT時代のマルチメディア英語授業入門―CD‐ROMからインターネットまで

IT時代のマルチメディア英語授業入門―CD‐ROMからインターネットまで


インターネットを利用した英語教材についての調査をするために読みました。いろいろとあるものです。まだまだ研究不足。勉強になりました。

以下、メモ。

p.31-34
英文ホームページを利用した速読指導
1)情報検索型(Scanning)
・英文を読ませようとしても、イラストや写真ばかりに注目してしまう
・英語が得意でない生徒が英語をずっと読み進めるのはかなりの負担

・読む前に質問を出しておき、その答えを見つけるように読ませる
 読むべきポイントが明示され、集中して取り組めるようになる

2)概要把握型(Skimming)
・概要と要点をつかむ読み方であり、
 5W1Hが的確に示されている新聞記事などを読むときに適している
・語彙や構文があまりに難しすぎないように注意する
・Time for Kids http://www.timeforkids.com/TFK/ などがいい

・ワークシートを作り、5W1Hの空欄に速読の結果を記入する
・記事中に登場した単語の英和対照表を作成する


p.50
英文を自動翻訳して誤訳されている部分を探す

間違っている文法にたくさん触れさせ、園間違いを指摘する

従来の文法の授業では、まずルールを教えてから練習問題を解くという演繹的な方法をとることが一般的である。しかし、このような機械的なルールの提示と練習作業のために、英文法はむずかしくておもしろくないという印象を生徒に与えてしまうことも多い。ここで紹介した指導法では、誤訳の原因を具体的に考えることを通して、文法を具体例からルールへと帰納的にとらえ直すことができ、今までに習った文法知識を総動員して推論的課題に取り組むことができる。


p.118
国際交流プログラムの参考
Kidlink IRC http://www.kidlink.org/english/general/irc.html

国際教育プロジェクトのKIDLINKのホームページ内にあるチャットルームで、子ども向けと大人・教師向けのルームがある。


p.138
指導案作成のヒント
■Teachers Internet Milestones http://www.hamajima.co.jp/tim/
さまざまな実践事例やリンク集などを見ることができる
・実践記録と指導手順とともに事例が紹介されている

■Lesson Bank http://teachers.net/lessons/
・世界中の教員が作成した指導案がデータベース化
・地球規模の教師用サイト


p.166
参考サイト
小学校英語教育 http://www.ed.gifu-u.ac.jp/~matsu/
■児童と英語教育〜パソコンとインターネット〜http://www.urban.ne.jp/home/bisa/children/teachingchildren.htm