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伊藤真『夢を叶える勉強法』

夢をかなえる勉強法

夢をかなえる勉強法


司法試験業界では有名なカリスマ、伊藤真さんが教える勉強法、ということで読んだのだけど、そんな狭い範囲ではもったいないおもしろさだったかも。この人、優秀で志の高い弁護士「である」ことよりも、優秀で志の高い弁護士「を育て、増やす」方が、世界を変えるのは早い、という判断をしたのだね。
途中、ある被告人とのやり取りから学んだことを紹介しているのですが、そこで3つの質問を挙げています。「“人生の目標”は何でしょうか?」「それはなぜですか?」「そのために先生は何をされていますか?」これ、ときどき自分に問いかけるようにしよう。
いろいろなアイデアが埋まっていそう。以下、メモ。

p.7-8「
まずはゴールを定めることだ。
ゴールを意識するために、私の塾では授業開始の初日に「合格体験記」を書いてもらうことがある。
まだ合格していないのに、まるで合格したかのように体験記を書くのだ。それもできるだけ具体的にリアルに書く。
(略)
つまり自分はもう合格しているのだ、というところからスタートして勉強を始めるわけだ。すると今はただビデオを巻き戻して、なぞっているだけなので、たとえ途中でつらいことや挫折があっても、何の心配もいらない。すべては「予定どおり」の出来事であり、最後は合格するのだから、どんなスランプも乗り越えることができる。

p.24-25
全体像をつかむ勉強法=目次をコピーする
→本を読みながら、ときどきコピーした目次を見て、全体の中の読んでいる場所の位置づけを確認する。

p.34-35「
「そこまでやらなくても」と思うかもしれない。「そんなにやらなくても受かるよ」と言う人もいるだろう。
だが、やらなくてはいけなかった。
なぜか?なぜなら、そこまで徹底的に勉強しておけば、もし万一次の試験に落ちてしまった場合でも、その勉強法が間違っていたことが証明できるからである。
それに、手を抜いて失敗した場合、怠けていたから失敗したのか、勉強法が悪かったのか、見当がつかなくなってしまうことも考えられる。
だが手を抜かず徹底的にやっていたのなら、もし失敗しても勉強法が悪かったことになる。次からは勉強法をあらためればいい。次につながる結果が残せるではないか。

p.61「
タイガー・ウッズは練習の虫だという。普通の選手なら飽きてしまうような基本の練習を、飽きずに何百回でもできる。そこが彼の才能である

p.65-66
五感を使う記憶法=セルフレクチャー(自分で自分に講義する)
・人にレクチャーするには、その事柄が理解できていなければならない。
・自分で自分に声を出して講義する。(音読が脳を活性化もするし、記憶の念押しになる)

p.81
マーキングの方法:
・ピンク、ブルー、黄色の3色のマーカーを用意する。
・コピーした目次を見ながら、大きな章をピンクのマーカーで塗っていく。
 →全体の構成を理解する。
・各章を見ていく。章の中で項目があったら、ブルーのマーカーで塗っていく。
・いよいよ中身を読みながら、重要だと思うところを黄色でマーキングしていく。
 →重要なら塗りつぶし、それほどでもなければアンダーラインにしておき、メリハリをつける。

p.119-121
スランプに陥ったときの対処法:
「元気ノート」=それを見れば元気になるようなことを書きためておく。自分の長所や、励まされた言葉など。
「夢ノート」=試験に合格した後や将来やりたいことを全部書き出しておく。

p.131「
それしかない、と自分で思い込んでしまわないことだ。狭い視野にとらわれて、自分で選択肢を狭めないようにすべきである。
そのためにはどうしたらいいだろう?
ふだんからいろいろな世界を持っておくのだ。友達関係、家族関係、趣味の世界、仕事などいろいろあれば、何かで失敗しても、ほかの世界でカバーできる。家庭人としての自分、趣味の世界に生きる自分、友達関係の中での自分など、多面性のある自分があるとピンチにも強い。これがダメでも、こっちとこっちでは役立っているぞ、という具合に自分を全否定しないですむ。

p.156-157
「想像力」を養えば「勉強力」がアップする:
沖縄の問題、現地に行かなければわからないことがたくさんある。
ヘリコプター訓練、どれだけの爆音かは現地に行かなければわからない。それが早朝も夜間も続く。
パラシュート降下訓練も、パラシュートで落ちてくるのはトラックやトレーラー。民家の庭先にトレーラーが落ちる、人が下敷きになる事故も起きている。
→新聞の見出しからでは得られないリアルは、現地に行くことでしか得られない。

p.174-176
勉強の面白さは全部で5段階ある:
第一段階=点数が取れて楽しいというゲーム感覚。
第二段階=それが世俗的な成果に結びつく面白さ、満足感。
第三段階=自分が成長したという満足感。
第四段階=学んでいる最中に感じる至福感。
第五段階=自分の殻を破る。想像を超えた喜び。

p.185-187
ある被告人が教えてくれた「3つの質問」:
「先生の“人生の目標”は何でしょうか?」
「それはなぜですか?」
「そのために先生は何をされていますか?」

p.218-219「
たとえ、今は自分のミッションや生まれてきた意味が見いだせない人も、自分が心から欲する目標に向けて、一生懸命勉強すれば、必ずそのミッションが見つけられると思う。
なぜなら、勉強は人生の種まきだからだ。自分の人生や運命は、過去に自分がまいてきた種を刈り取っているにすぎない。