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堀内節子『0歳から7歳までのシュタイナー教育』

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0歳から7歳までのシュタイナー教育 (学研ECO‐BOOKS)

0歳から7歳までのシュタイナー教育 (学研ECO‐BOOKS)


数ある教育法の中でも、ちょっと異色なシュタイナー教育。大学の頃、身近な後輩がすごく好きだったので、いろいろと話を聴いたり本を読んだりしたものでした。自分が親になると、また見え方も違ってくるもの。

3歳の子どもがする片足立ちや階段跳びは、バランス感覚や運動感覚の働きが脳とつながり、まもなく自由に身体をコントロールできるようになることの予兆です。何度も何度も嬉しそうに繰り返して見せてくれるのは、それらができるようになったからだけではありません。頭の中で自分がしてみたいと思ったことが自由にできるということが嬉しいのです。自分の身体が一歩一歩自分の思うように使えるようになる、これが嬉しいのです。(p.14)

うちの息子、いま2歳半。すっごくよくわかる、この感覚。どんどんできることが増えてきて、楽しいのだろうね。
以下、メモ。

p.4
「第一・七年期=大人の模倣」


大人が早口でなくゆったり話そう、高い声をきんきん張りあげずにラ音中心の自然音で行こう、親たちが食事をおいしく味わう食卓でありたい…といった日常生活の、いわばありきたりの情景ひとこまごとに、「模倣」の要素がいっぱいひそんでいる(略)


p.9
シュタイナーは、子どもが大人になるまでには7年ごとに大きく3つの段階を踏むという。

  • 第1七年期(0〜7歳くらいまで)
  • 第2七年期(14歳くらいまで)
  • 第3七年期(21歳くらいまで)


p.14

3歳の子どもがする片足立ちや階段跳びは、バランス感覚や運動感覚の働きが脳とつながり、まもなく自由に身体をコントロールできるようになることの予兆です。何度も何度も嬉しそうに繰り返して見せてくれるのは、それらができるようになったからだけではありません。頭の中で自分がしてみたいと思ったことが自由にできるということが嬉しいのです。自分の身体が一歩一歩自分の思うように使えるようになる、これが嬉しいのです。


p.15

人間は、7歳まで(この7年間を第1七年期と呼んでいます)に形成された肉体を使って生きることになります。7歳までの子どもは、ひたすら肉体形成に専念していましたので、一般社会から見るとまだこの世界に降りきっていないと見えたのでしょう。


p.17

シュタイナー学校では3年生(9歳くらい)が授業で家作りをします。子どもたちが家を作るわけですが、図面を書いたり難しい測量などはできません。でも、3年生が行うということに意味があるのです。ともすれば欲望と好奇心に任せて分散して行く意志の力を、家作りを通して構築していく方向に向けていくのです。


p.19

9歳の危機を過ぎると子どもの歯は完全に抜け替わっています。大きくて不ぞろいに見えた歯もきれいに口の中におさまり、子どもの表情も落ち着いてきます。
(略)
子どもが喜びを持って吸い込むためには、印象が清浄で美しくあってほしいものです。美しい詩、思わず模倣したくなるような絵や図、勇敢で畏敬の念を抱くような歴史上の人物、弱者のためになされた愛の行為など、子どもは感動とともに深くその印象を吸い込むことでしょう。シュタイナー教育が「教育芸術」といわれる所以です。子どもは学んだことを内部に持ち込み、そして忘れます。いつか行われるテストのために覚えていることを要求はされません。「忘れてこそ力となる」という考え方なのです。


p.46-
シュタイナー幼稚園の一日

  • 同じお話(メルヘン)が2〜3週間毎日語られる。この年齢の子どもにとっては、毎日同じであることが安心を与える。
  • 木の切れ端のような形のそろわない「不親切なおもちゃ」ほど、実は子どもの内面を育てる。
  • 遊びの後の片付けも歌を歌ったりしながらゆったりと行う。子どもたちにとっては一緒に遊んだおもちゃもおうちに買える時間がきたから。