三谷宏治『ペンギン、カフェをつくる - ビジネス発想力特訓講座』
- 作者: 三谷宏治
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2011/08/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ペンギンがカフェを作るなかでいろいろな発想力を考える本。こういうストーリー仕立てになっている本は好きです。自分が書くカリキュラムの参考になるから。でも、いちばん興味を持ったのは、宮大工のパート(笑)すみません、三谷さん…
以下、たっぷりとメモ。
p.151-152
鵤工舎:
・寺付きではなく、新しい仕事に取り組み、多くの若者を一人前の宮大工に育てる、食える組織を目指す。
・小川三夫さんが立ち上げ。
・最初の1年ほど、新人がやることは4つだけ。「現場での炊事や掃除と材木運搬などの手伝い、そして刃物研ぎ。
→宮大工にもっとも大切な「執念」を生むためのもの。
p.153「
「ここまででいいというのは俺たちにはないんだ」「できる最高のことをする、それが基本」
「技術や技能、道具に囚われたら大きなものはできない」「俺たちは、与えられた線を出すためには、道具を作ることからやる」
「ここまででいいやという人と、ここから先をどうしようかという人で、大きな差が出る」「だからいつも試練や、そういう状況を与える」
」
p.154
西岡棟梁が晩年、請われて鵤工舎の宮大工たちに贈った言葉:
鵤工舎の若者につぐ。
親方に授けられるべからず。
一意専心 親方を乗りこす工夫を切磋琢磨すべし。
これ匠道(たくみどう)文化の心髄なり。
心して悟るべし。