鈴木 剛介『THE ANSWER』
- 作者: 鈴木剛介
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2004/06
- メディア: 単行本
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ヴィレッジ・ヴァンガードで見つけた本。自主出版からメジャーでの出版になった本らしいです。
すごいおもしろかった。哲学は実践するためのものだよね。すべては決めているだけだ、という所に妙に納得。再読してみたい本。
以下、メモ。
p.77
社会=人の集まり
人の集まり=集団+組織
集団=
目的のはっきりしない人の集まり
組織=
目的のはっきりした人の集まり
「
今のところ「世界」というのは、ぶっちゃけて言えば、ただの金儲けサークルのごとき有象無象の集団であり、なんの目的も共有していない「ただの人の集まり」にすぎません。だからワールド・ワイドな問題を(本質的に、根本から)解決しようとするのであれば、これも問題が起きてからその場その場でモグラ叩き的に対処するのではなく、世界全体を同一の目的とルールを持った「組織」として、その基盤をボトムアップによって再構築するより他に道はないのです。
」
↓
「
『世界平和=(同一の意思決定プロセスを共有した)世界全体の組織化』
」
p.101
「
人間(大人)はものを「知っている」のではなくて、ものを「決めている」だけなんです。それが円だと、それがコップだと、人を殺してはいけないと、受動的に「知る」のではなく、能動的かつ無意識に「決めて」いるだけなんです。だから神もイデアも物自体も前提する必要はないんです。
」
p.142
「
バビロニアのタルムード/ハギガ11bにこんな言葉があるんです。
次なる四つの疑問について一度でも思いをめぐらそうとしたものは、呪われし者なり
「上」には何があるのか?
「下」には何があるのか?
世界の前には何があったのか?
世界の後には何があるのか?
」
p.202
魔法の言葉=「いいじゃん、いいじゃん」
「うーん、最近、運動不足だなあ」→「いいじゃん、いいじゃん」