鷺沢萠さん死去

夜、ミーティングの前にのぞいていたニュースサイトで鷺沢萠(さぎさわ・めぐむ)さんが亡くなったことを知る。あー、ショック。『君はこの国を好きか』と『ケナリも花、サクラも花』が大好きだったんだよねー。本当に同時代で読んでいた作家さんだったので、亡くなったのに驚く。思わず「えっ」と声を出してしまった。

東京都生まれ。高校3年の時、父親に去られた中学生の男の子とその姉を描いた「川べりの道」で文学界新人賞を受賞し、話題を呼んだ。その後、「帰れぬ人々」「葉桜の日」などが芥川賞候補になり、注目された。92年「駆ける少年」で泉鏡花賞を受賞。97年に刊行した在日3世の若者を主人公にした「君はこの国を好きか」は、独特な軽快さを帯びた新世代の「在日文学」として評価された。他の小説に「大統領のクリスマス・ツリー」「スタイリッシュ・キッズ」などがある。

まだまだ、これからだと思っていたのに。サイトとかもチェックしてたし、本当にショック。新作は、「初めて満足のいくものが書けた」と言っていたみたいですね。
本棚にたくさん彼女の本はあるはず。読み返してみよう。ご冥福をお祈りします。