小田豊・芦田宏『新保育ライブラリ 保育内容 人間関係』

保育内容 人間関係 (新保育ライブラリ 保育の内容・方法を知る)

保育内容 人間関係 (新保育ライブラリ 保育の内容・方法を知る)


仕事のリサーチで読んだ。子どもの社会的になっていく様は本当におもしろいと、自分の子どもを見ていて思うのですよね。以下、メモ。

p.18
幼稚園教育要領の作成に際し、「領域」という考え方のもとに「健康」「社会」「自然」「言語」「音楽リズム」「絵画製作」の6領域が誕生した。保育要領のなかで「社会」と関係が深そうに思えるものは「見学」「ごっこ遊び・劇遊び・人形芝居」「年中行事」ということになると思われる。

ごっこ遊び→「幼児はこの遊びを通じて社会性を獲得していく」
見学→社会認識を育てるために有効なもの
年中行事→「社会的生活」の楽しさを味わわせるもの

領域「社会」から「人間関係」へ
1989年版 領域「人間関係」
1.幼稚園生活を楽しみ、自分の力で行動することの充実感を味わう。
2.進んで身近な人とかかわり、愛情や信頼感をもつ。
3.社会生活における望ましい習慣や態度を身につける。

p.53
発達には2つの大事な考え方がある:
社会化と個性化

p.57
自己の意識の出現過程

p.60
愛着発達の4段階

p.62-64
仲間とのかかわりをとおして育つもの
1.コミュニケーション能力
2.きまりを理解し、守る力
3.思いやりをもつ心
4.いざこざを解決する力