蔭山洋介『パプリックスピーキング ― 人を動かすコミュニケーション術』

パブリックスピーキング―人を動かすコミュニケーション術

パブリックスピーキング―人を動かすコミュニケーション術


スピーチのトレーニング教材のためにリサーチ。準備をどうするか、というところだよね。なんのためにパブリックスピーキングをするのか、というのが大事ってことです。シナリオをしっかり書いて、シナリオの中では「問題解決を提案」「(恐怖に訴えて)恫喝」「(欲望に訴えて)一本釣り」「倫理観への働きかけ」、という4つの戦略があるよ、とか。
あと、中でもいちばん面白く、とっても具体的だと思ったのは…

揺れるな!手を使え!視線は「殺すぞ(笑)」(p.191-193)

というところ。この視線で、初心者とは思えない鋭い眼光が手に入る(らしい・笑)
以下、メモ。

p.6
パブリックスピーキング=
普段の話し言葉を使って人前で話すこと。またはそのことの技術。


p.51
シナリオを書くための4つの戦略
1.「問題解決を提案」する方法
2.恐怖に訴えて「恫喝」する方法
3.欲望に訴えて「一本釣り」する方法
4.「倫理観」に働きかける方法


p.54
シナリオを書く前に、何のために話すのか、「遠くの目標」と「近くの行動」をはっきりさせておく必要がある。


p.63
シナリオの基本構成:
1.あいさつ
2.アイスブレイク
3.フレーミング=何について話すかを一言で宣言する
4.事実/事件
5.意見=事実/事件から何を訴えるかを考察
6.まとめ

p.68
フレーミングは戦う戦場をどこにするかを決める。例えば、小泉首相の「郵政選挙」がそう。


p.126-127
パブリックスピーキングの演技力を支える6つの要素:
1.身体
2.発声
3.語感=率直に語っているか?キャッチーな言葉があるか?
4.感情=周りが共感するような感情表現か?
5.コミュニケーション
6.セルフイメージ・役作り


p.191-193
揺れるな!手を使え!視線は「殺すぞ(笑)」
#この視線で、初心者とは思えない鋭い眼光が手に入る(らしい・笑)