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門脇厚司『学校の社会力 チカラのある子どもの育て方』


社会力って何?と期待しながら読みました。「自分たちで社会を良い方向に変えられる!動こう!」と思う子どもを育てるカリキュラムを書きたいと思っているので、その参考に、と。
途中、総合学習というのが、昔流行った「コア・カリキュラム」ってのに似ているじゃないか、という記述が出てきます。なんで廃れたんだろう?ちょっと調べてみたけど、「コア・カリキュラム」で検索かけても、あまり出てこないのね…。教養学部周辺では、まだちょいちょい出てきているみたいではあるけれど。幅の広い教養教育 (Core Curriculum) と専門教育 (Concentration) 、みたい形で使われるのね、なるほど。総合学習に近いと言うよりは、「一般教養(パンキョー)」に近いのでは?と思うのだが、違うのかしらん。
以下、メモ。

p.79
コア・カリキュラム方式:

  • 地域の実態を調べるなどして解決すべき課題(テーマ)を見つけ、これを学習のコア(核)として、その課題を解決する過程で、課題を深く理解したり解決策を探り構想する必要から、知識や技能を修得せざるをえなくなり、そのような必要性に応じて算数や国語、社会科や理科などの強化も学習するという学習の仕方
  • 「総合的な学習の時間」とほとんど同じといっていい


p.84
生きる力=
自ら考え、自ら学び、自分で課題を見つけ、自分で解決する力

門脇氏の提案:
「互いに理解し共感し合っている他の人たちと一緒に考え、一緒に学び、一緒に行動したほうがいい。そういうことができるような資質・能力すなわち「社会力」を身につけさせる今日言うをまず優先させよ」


p.96
1999年、イギリスの「市民性を育てる教育(Citizenship Education)」法制化、2002年9月から実施の理由:

  1. 福祉国家として限界に来て、国民すべてが互いに助け合わなければ現状を打開することはできないと判断し、地域社会を再構築する計画を実行するに至った。
  2. 精神的な問題を抱え問題行動をおこす青少年が増えている


p.118
横浜市立日枝小学校の総合的な学習:にこにこトイレ
学校のトイレが怖いので、飾り付けをして楽しくいける場所にしよう、というもの。


p.150
山形大学教育学部附属中学校:
総合学習LIVE(Love=愛、Innovation=確信、Vitality=活力、Enjoyment=楽しみ、の頭文字から)


p.172
福岡教育大学附属中学校の「WORLD TIME」:
W=Walking(校外に出て学習する)、O=Originality(創意工夫する)、R=Responsibility(責任を持って行動する)、L=Liberty(自由な発想をする)、D=Development(向上を目指す)の頭文字から