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國貞克則『決算書がスラスラわかる 財務3表一体理解法』

決算書がスラスラわかる 財務3表一体理解法 (朝日新書 44)

決算書がスラスラわかる 財務3表一体理解法 (朝日新書 44)


ずいぶんと長いことかかってようやく読み終えた。経理の仕事を引き継いで、最初の四半期の数字をまとめた直後だったので、以前はピンと来なかった数字が読めるようになっていたりもする。そういう意味では、いいタイミングだったかもしれない。
以下、メモ。

p.13-15
会社の活動は3つ
・お金を集めてきて
 →貸借対照表の負債の部/純資産の部
 →財務キャッシュフロー
・そのお金を何かに投資し
 →貸借対照表の「資産の部」
 →投資キャッシュフロー
・利益を上げる
 →損益計算書
 →営業キャッシュフロー


p.24-25
損益計算書の「5つの利益」
1.売上総利益
 売上高-売上原価。粗利。
2.営業利益
 売上総利益から販管費(営業活動の費用、本社経費など)を引いたもの。本業からの儲け。
3.経常利益
 営業利益から営業外の利息など、本業以外の収支を差し引いたもの。日常的な経営活動による儲け。
4.税引前当期純利益
 経常利益から本業とは直接関係ない臨時に発生した利益や損失を足し引きした利益。
5.当期純利益
 税引前当期純利益から税金を支払った後の利益。


p.31
PLを下から見るクセをつける=コスト感覚、経営感覚を磨く

A社の前期の営業利益は1.1%です。仮に営業利益1%の会社の従業員が、私の会計研修を会社の経費を使って受講したとしましょう。私の会計研修の受講料は1日3万円程度です。この受講料が社費で払われると、会社はPLの販売費及び一般管理費として処理しますから、それだけで営業利益が3万円減ってしまいます。
考えてほしいのは、「営業利益3万円」が意味することです。いったい、営業利益3万円分を稼ごうと思えば、いくらの売上を上げる必要があるのでしょうか。営業利益率1%の会社だと、何と300万円の売上に匹敵します。一人1日3万円の研修を社員が受講することは、会社にとって300万円の売上を失うことと同じことを意味するのです。
従業員側の意識としては「こんなに働いているのだから、3万円くらい出してよ」となるのでしょうが、経営側から言えば「本当に300万円の売上に匹敵するくらいの価値がある研修なんだろうな」ということになります。