『課外授業ようこそ先輩 6』

課外授業ようこそ先輩〈6〉

課外授業ようこそ先輩〈6〉


課外授業ようこそ先輩』(NHK/毎週日曜午前8時25分〜)という番組があります。この番組は、各界で活躍されている人たちが母校の教室で後輩たちにオリジナルの授業をするというものですが、毎回趣向をこらした授業が楽しみで見ています。
先日の日曜日は、レーシングドライバーの方が、「車の馬力ってどれくらいだろう?」ということで、なんと校庭に馬を連れてきて駆けっこと綱引きをしていました。そうした作業を通じて、馬1頭分の力=1馬力を身近に感じてもらい、そこから「車の100馬力ってどれくらいすごいと思う?」という問いかけをしていました。
なかなかピンと来ない数字や仕組みを、いかに上手に子どもたちに伝えていくか、納得してもらうか、そういうヒントがたくさん詰まっている授業でした。勉強になりました。
3月末にはロサンゼルスへ子どもたちと一緒に行ってきます。映画業界を「あっ、そうなんだ」と子どもたちに納得してもらえるように、一生懸命努力してこようと思います。

小林克也
p.62
POPSを先生にして英語を身に付ける方法:
1.聞こえてくる曲を、歌手と一緒に歌う(発声、発音練習)
2.上手にまねをするために、耳をすましてよく聞く(ヒアリング、ナチュラルスピードの練習)
3.CDやテープを買い、歌詞をチェックする(単語、言い回しを覚える)
4.何回も歌う(何回も歌っていると、鼻歌まで英語になってしまう)
5.パーティーやカラオケで、みんなの前で歌ってみる(パブリック・スピーキングの練習)

三國清三
p.145
土地の食材がおいしくなるかということは、3つのキーワードがある
1.土
2.海
3.太陽

p.172

 料理の世界には、“洗い場3年、皮むき3年”という言葉がある。料理人として一人前になるには15年間かかるともいわれる。
 三國さんは、なんとか短期間に一流のシェフになるという目標を達成したいと考えた。
そのためには、やはり昔からいわれるように、先輩の技術を盗むことに徹した。切る技術も、焼く技術も身につけてしまえば勝ちだと、必死で先輩の仕事を見て覚えた。
 もうひとつ、どんな小さなチャンスでも、「やってみろ」といわれたら、そのとき極力失敗しないことが、短期間で一流になる方法だということがわかった。しかし、失敗が避けられないこともある。三度まで同じ失敗が許されるが、四回やったらもうダメだ。
 そんな意気込みで仕事に励んだ三國さんはアルバイトで札幌グランドホテルの仕事についてから、わずか一年でソースの味を決める重要なポストを任されるまでになった。
 夢を実現するために三國さんは常に全力疾走してきたのだ。