池上彰『経済のこと よくわからないまま社会人になってしまった人へ』
経済のこと よくわからないまま社会人になってしまった人へ―ひとめでわかる図解入り
- 作者: 池上彰
- 出版社/メーカー: 海竜社
- 発売日: 2004/01
- メディア: 単行本
- 購入: 4人 クリック: 59回
- この商品を含むブログ (28件) を見る
タイトルを見てドキッとしてしまったりして(笑)。週刊こどもニュースでわかりやすく社会事象を説明している池上さんは、ある意味僕の目指す方向性の一端であるわけで…。うぉっちしてみなくては、と。
以下、メモ。
p.22
「
「合成の誤謬」
経済で、個人にとっては合理的な行動でもみんなで同じことをすると、結果的にみんなにとって都合の悪いことになってしまう、ということ。
」
p.52
「
お金を、ただ銀行に預金するだけで、預金通帳の残高を見て楽しむという生き方もありますが、それでは社会との繋がりがありません。なんだか淋しくないですか?
お金の生きた使い方とは、消費(買うこと)なり運用(投資すること)なりすることによって、社会の一員として経済活動に参加し、世の中を動かしていく一端を担うことになのです。
(略)
アメリカでは、小学生のころから株取り引きの教育を受けているので、株との付き合い方も知っていますし、事実、多くの人が株式投資をしています。健全に付き合えば、株は危ないものでも汚いものでもないのです。
p.135
「積み立て型」「掛け捨て型」
「
保険の掛け金には2種類ある。「積み立て型」は保険の掛け金が積み立てられ、満期になると利子がついて戻ってくる。「掛け捨て型」は満期の払い戻しがないもの。
p.163
税金天引きのシステム
「
会社があなたの代わりに税金を計算して納めるシステムは、第二次大戦中に戦争の資金を集めるために取り入れられたもの。
」
p.166-167
タックスペイヤー:
「
お金を政治家に託しているのですから、そういった無駄使いを許してはいけません。税金が正しく使われるためには、タックスペイヤーたちが、うるさく口を出さなければならないのです。
」