奥出直人『会議力』

会議力 (平凡社新書)

ここ数ヶ月の自分自身の課題は、プロジェクトチームのマネジメント。ちっともきちんとできてないんだもん。もっとポテンシャルがあると思うのに…できないんだよね。
ということで、それに関する本を読み漁っている状態…。いや、でも勉強になりました。この本は。メールを使っての会議前の準備作業、ここにコツがあるのね。やってみようかな。やれることは何でもやってみたいところ。

以下、メモ。

p.54
プロセスライティング＝
ひらめきやアイディアにしたがってどんどんと文章を書き始める
アウトラインなどは考えない
とにかくどんどんと文章を書き始める
↓
こうして書いた文章の断片を、何度も推敲して書き直して、何度も組み替える。このプロセスを繰り返しているうちに、バラバラだった文章の断片の海の中に、とつぜん、島のようなまとまりができてくる。文章に流れができ始めるのだ。知的生産が起こった瞬間である。（中略）紙の上でこれをやると、膨大な手間と時間がかかるが、それでもひじょうに質の高い文章を書くことができる手法として、一般的なものだった。
パーソナル・コンピュータとワード・プロセッサの組み合わせによって、この時間と手間がかかるプロセス・ライティングという手法を驚くべき効率で実行することができるようになった。

p.65
「ジャーナル」
仕事のはじめにその日の仕事の予定を仲間にメールで報告
「デイリー」
仕事が終ったときに、その日にやった作業や出来事を報告

p.69
雑談に参加しているメンバーが、底に流れている時間を共有して、一つの流れの中で会話をしているという状況が重要だということだ。人々は物理的空間を共有して会話をしているうちに、自然と時間もシンクロする。

p.78
グループでの発想法（川喜田）
１）データの共有
２）データの図解
３）チームワーク

p.91
チェスター・バーナード『経営者の役割』
１）コミュニケーションをスムーズにする
２）コミットメントを引き出す
３）常に組織全体を意識した目的を設定させる

p.126
会議に関連するためのメーリング・リストとして３つを作る
■イニシャルinitial
１）会議の日時と場所
２）メンバー
※日時、場所を決定したら、すぐにチーム全員に送る
■アジェンダagenda
１）議題
２）発表者
３）それぞれの持ち時間
※会議の前に送られる
■レポートreport
※会議が終った後に送られる議事録
※会議中に行われた議論や決定事項が要領よく箇条書きにする