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橋元良明+電通・電通総研『ネオ・デジタルネイティブの誕生』

ネオ・デジタルネイティブの誕生―日本独自の進化を遂げるネット世代

ネオ・デジタルネイティブの誕生―日本独自の進化を遂げるネット世代


非常におもしろかった。特に、「動画ランカレンシー」。動画を持ち歩いて、それを見せ合ってコミュニケーションが成り立っていく。うーん、おもしろいなあ。ていうか、今みたいにいろいろなプラットフォームがあって、高校時代を送っていたらどんなだっただろう、と想像するのさえおもしろい!
以下、メモ。

p.159-163
動画ランカレンシー
76世代はPCとブロードバンドをフル活用して「テキストベース」コミュニケーション
86世代は「テキストベース」コミュニケーション+ケータイの「直接通話」

ここでは、テキストや通話は、意思や情報を交換するための通過。
ランカレンシー=Language + Currency という造語

96世代以降のネオ・デジタルネイティブだちは、
「テキスト」「通話」だけでなく「動画」をもコミュニケーションのツールとして使っている。
「自分の好きな動画をケータイやポータブルゲーム機などへファイル保存し、持ち歩く」
 →好きな音楽のPVだけでなく、ニコニコ動画なども。

好きな動画を見せ合うことから、仲が良い友だちになる、ということがある。
動画が非常に自然な形で言語の役目を果たし、同じ趣味・嗜好や価値観を交換し合うための貨幣として機能する。

p.164
三村忠史・倉又俊夫『デジタルネイティブ』で紹介されている事例
「現在、アメリカのHuluなどの動画ネットサービスでは、おもしろいと思った動画の部分を頭出しした形で、友人に動画へのリンクをメールすることさえできる。受け取った友人は、リンクをクリックするだけで、友人が話題にしている動画の箇所から見ることができる。こうなると、もはや受動的な行動ではなく、むしろ、動画を介して、自分という人となりを、友人と分かち合うという行動となっている」