本田直之『レバレッジ 英語勉強法 偏った英語でレバレッジポイントを目指せ!』
- 作者: 本田直之
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2008/04/04
- メディア: 単行本
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英語、もっともっとしゃべれたら楽しいだろうなあ、と思っているのです。もっと速く読めたら楽しいだろうなあ、とも。だから、勉強法は探したい。教育の海外事例とか、そういうものを一次情報から探したり、応用したりしたいと思っているから。でも、できるだけ楽してしゃべれるようになりたい(笑)
で、著者がしゃべれない人にしたアドバイスについての話がおもしろかったので、引用。
英語の必要性を痛感している彼にアドバイスを求められたわたしは、「投資ビジネス」という偏った範囲で、単語を100、言い回しを20、覚えるようにすすめました。興味分野なら長続きしない性格の彼でも大丈夫だと思ったのです。
具体的には『金持ち父さん 貧乏父さん』(筑摩書房)で知られる投資のカリスマ、ロバート・キヨサキさんのネットコラムがあるので、それを読んでファイナンシャルという偏った範囲の単語や言い回しをインプットする作業になりました。
アウトプットとしては、週二回、マンツーマンの英会話レッスンを受けてもらうことにしました。このとき注意してもらったのが講師選びです。最初に紹介された講師は映画好きだったのですが、泉さんはまったく映画に興味がありません。それでは続かないので、「投資に興味がある英語講師」を探し出しました。
同時に、ロバート・キヨサキさんの講演DVDを、暗記するまで繰り返し聞くように言いました。当然、彼のフィールドの話なので、英語力が足りない分は、ビジネスの知識がフォローしてくれると考えたのです。(p.58-59)
そうか、これを教育関係でやればいいのか。教育関係のニュースフィードをいくつか英語で読み、TEDで教育関係の人のプレゼンをひたすらに見る、というのでもずいぶん違うかもな。
「メンタルブロック」のこととかも含め、勉強になること多数でした。以下、メモ。
p.8
「三ヶ月でしゃべれるようになるか、一生やらないかのどちらかだ」(ドイツ語をマスターしようとした際のJ・P・モルガンの言葉)
p.38-39
失敗を許されないという思い込みが上達の邪魔をする
「間違えたらどうしよう」「うまく話せないと恥ずかしい」
↓
こういった否定的な思い込み=「メンタルブロック」
↓
英語を話すためには、英語に関して自分がどんなメンタルブロックをもっているかを知り、それを一つ一つ解いていかなければいけない。
p.44「
多くの人は、発音が訛っているのではないか、「サワディー カ」を「サバディー カ」と言い違えたらどうしようかなどと心配しないでしょう。覚えた単語を気軽に口にして、たとえ間違っても「恥ずかしくてたまらない」とは感じないでしょうし、通じたら素直に嬉しいはずです。
このように、英語圏でない言葉なら、勉強していないため、○×にとらわれずに楽しく使うことが可能なのです。
逆に言うと英語の場合、「勉強したからには、きちんと話さないと恥ずかしい」と多くの日本人が思っていることになります。
」
p.46-47「
英語が話せるようになる人と、ならない人の決定的な違いがあります。
それは、考え方のクセの違いです。
「わたしは○○だから、できないんです」
このように考えるクセがある人は、英語を話したいと思っても、永遠にレバレッジポイントを迎えることはできません。
「転職したばかりだから、自分で時間をコントロールできない」
「もう歳だから、若い人のように記憶力が良くない」
」
↓
「思考停止グセ」
p.47「
どんなに優れた起業家も、最初は普通の人です。
英語をモノにした人のなかにも、最初はさっぱりしゃべれなかったという人はたくさんいます。
彼らがその他大勢から一歩抜け出せたのは、資産があったからでも、留学したからでもありません。
何かやろうと思ったとき、「できない言い訳」ではなく「どうしたらできるか?」と考えるクセを持っていたから----ただ、それだけのことです。
」
p.52「
日本のビジネスパーソンは、英語のインプットばかりが多すぎて、アウトプットがまったくできていません。
これがメンタルブロックと並ぶ、「いくら英語をやっても話せるようにならない二大元凶」といえます。
」
#仕事では逆に、アウトプットばかりでインプットが少なすぎるのが問題。
p.58-59「
英語の必要性を痛感している彼にアドバイスを求められたわたしは、「投資ビジネス」という偏った範囲で、単語を100、言い回しを20、覚えるようにすすめました。興味分野なら長続きしない性格の彼でも大丈夫だと思ったのです。
具体的には『金持ち父さん 貧乏父さん』(筑摩書房)で知られる投資のカリスマ、ロバート・キヨサキさんのネットコラムがあるので、それを読んでファイナンシャルという偏った範囲の単語や言い回しをインプットする作業になりました。
アウトプットとしては、週二回、マンツーマンの英会話レッスンを受けてもらうことにしました。このとき注意してもらったのが講師選びです。最初に紹介された講師は映画好きだったのですが、泉さんはまったく映画に興味がありません。それでは続かないので、「投資に興味がある英語講師」を探し出しました。
同時に、ロバート・キヨサキさんの講演DVDを、暗記するまで繰り返し聞くように言いました。当然、彼のフィールドの話なので、英語力が足りない分は、ビジネスの知識がフォローしてくれると考えたのです。
」
p.75
すべての努力が無駄になるNG勉強法
・AFNを聴くなど「英語のシャワー」を浴びる
・英語のテレビドラマや映画を字幕なしで見る
・とにかく英会話スクールに行く
・まずはTOEICを受けてみる
・単語力をつければリスニングもスピーキングもOK
・中学一年に戻ったつもりで文法の教科書からスタート
・思い切って留学する
→すべて根拠もなく思いつきでやると、スキルが身につかないばかりかお金と時間の無駄に。