山田玲司『絶望に効く薬(15)』

絶望に効くクスリ ONE ON ONE 15 (ヤングサンデーコミックススペシャル)

大好きな作家による、ライフワーク的な対談漫画で、大好きだったのですが残念ながら最終巻。14巻までの体裁と違い、倍くらいの分量ですが…。今回で一区切りということなので、作者の山田さんがあとがきで総括している4つの希望をメモ。

1. 「人生は思いどおりにいかない」:これを認めること。うまくいかないのが当たり前。ところがどん底まで落ちると、底をうってあとは上がるだけになる。「明けない夜はない」ならば、夜を楽しむほうがいい。
2. 「他人（ひと）は宝の山を持っている」:自分を空っぽにして、素直に人の話を聞くだけで人生は劇的に変わることもある。しっかり聞いた人の話は、層になって少しずつ自分を高い所に持ち上げてくれる。
3. 「人と違う部分は、その人の才能だ」:「非属の才能」。才能のあるやつは、どこかおかしいといわれるもの。
4. 「この世は仮の世」:人生に意味なんてないんだから、気楽に生きさせてもらえばいいってこと。