喜山壮一『聞く技術 「明日の売れ筋」をつかむプログラム』
一億総マーケター時代の聞く技術―「明日の売れ筋」をつかむプログラム
- 作者: 喜山荘一
- 出版社/メーカー: 阪急コミュニケーションズ
- 発売日: 2005/01
- メディア: 単行本
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聞く技術をマーケティングに活かすためのノウハウを知りたくて読んだ。「けなし言葉(否定)」でえはなく「ほめ言葉(肯定)」に着目する、というのはそうだなあ、と思う。いろんな声を聞くけどさ、どれもこれもは聞けないじゃないか。よい声を活かしていきたいな、と思うよ。
以下、メモ。
p.3
顧客の声をマーケティングに活かすためのガイドライン:
1.「意見」ではなく「事実」に着目する
2.「けなし言葉(否定)」ではなく「ほめ言葉(肯定)」に着目する
3.「意識」ではなく「行動」に着目する
p.4
「
着目すべきはポジティブな声だ。ほめ言葉をこそ聞くべきである。ネガティブ・オピニオンからポジティブ・ファクトへ、視線を変更しよう。商品やサービスだって子どもと同じ、ほめて育てるのだ。
」
p.21-22
BMR(基盤マーケティング・リレーション(Basic Marketing Relations)):
○顧客
ターゲット(Target)-誰に買ってほしいのか
場面(Occasion)-どんなとき、どんな場面で使うのか
ウォンツ(Wants)-どんな欲求を持っているのか
○商品
製品(Product)-どんなカテゴリーのものか
属性(Attribute)-どんな性質、特性を持っているのか
ベネフィット(Benefit)-どんな価値があるのか
http://www.dohouse.co.jp/seminar/sm/r300.html
p.196-200
コミュニティのライフサイクル(CLC)
1.開設期:「やりとり」を発生させる時期。次の「成長期」に移るために、参加者が主催者+サポーターの数を上回ることが必要条件。
2.成長期:活発なやりとり。自動成長の流れに乗る時期。司会者によるコミュニティの文脈作りがポイントになる。
3.成熟期:アクティブメンバーである「常連」がコミュニティをリードする時期。
4.衰退期:コミュニティへの関心やテーマについてのやりとりが低落傾向を示す時期。