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ゲーリーE.クレイトン『アメリカの高校生が学ぶ経済学』

アメリカの高校生が学ぶ経済学 原理から実践へ

アメリカの高校生が学ぶ経済学 原理から実践へ


アメリカの高校生、こんなに細かいことまでやるのか、とびっくり。字面だけで需給曲線とかが出てきたり、家計って何?みたいな説明を受けている日本の政経の授業とは全然違う。経済学が無限な欲望を有限の資源で解決するため、希少性に取り組む学問だということ。市場の欠陥、公共財の概念など、これだけ勉強する。持って行き方だとは思うけども、日本の学校でも上手に取り入れられないかな、と思う。
経済学はこんなにしっかり教えているのに、国際政治とかはどうやって教えているのだろう?と思う。「日本って中国のどこ?」とか言われちゃう理由は何なのだろうね。内政干渉みたいなことを平気でしたり、ああいうことは教えていないのか?「アメリカの高校生が学ぶ国際政治学」とか読みたい。
以下、メモ。

p.12
「ただで手に入るものなどない」

  • 無料ランチを提供するのは売上を上げるため。
  • ランチを食べた人が何かを購入すれば、そこから費用が回収されるだろう。
  • ランチを食べた人が何も購入しなければ、他の誰かが高い料金を支払うことで、無料ランチの費用は回収される。
  • 誰かが無料ランチの代金を支払っている。


この世に無料のものなどまずないと思ってよい。
なぜなら、誰かが生産物に対する対価を支払わなければならないからだ。


p.13
無限の欲求+有限の資源

希少性

選択

何を生産するか / どのように生産するか / 誰のために生産するか
=答えはそれぞれの社会によって異なったものとなる


p.16
経済学(economics)は、比較的希少な資源を注意深く用いて、一見限りがない、競合する欲求を満たそうとする人間の営みを研究する。


p.19
選択のトレード・オフ

人は欲しいものすべてを手にすることはできないので、選択肢の中から1つを選び出すというトレード・オフを迫られることになる。選択を行うのは容易ではない


ジェシーのトレード・オフ

  • 小遣いとして50ドル持っている
  • サッカーボール、ジーンズ、カセットプレイヤー、CD、コンサートチケットという選択肢を思いついた
  • これを、「小遣いの範囲内か」「耐久性があるか」「両親が同意してくれるか」「将来の支出が不必要か」「いつでも使えるか」という点で表にして、選択肢を一覧にして評価する。


p.25
価値=金銭で表すことのできるもの。共通の尺度。
効用=有用な満足感を提供する作用。人によって違う。
富=形があり、起床で、有用で、ある人から別の人に移転可能な生産物が蓄積されたもの。サービスは富ではない。


p.123

市場経済は人々が購入するものしか、生産しない。例えば、市場で一人ひとりに国防といった公共サービスを購入させるのは難しい。さらに、ある個人にだけ国防の恩恵がないようにすることも難しい。その結果、市場経済では国防というサービスを提供することができない。