池上彰『日々の経済ニュースがすぐわかる本』


経済とかお金の話って、今の学校で教えなさすぎだと思う。というか、お金が汚いことだ、というふうに洗脳しすぎというか。お金がないってことは、自由でないってことだから。不自由でいろっていう教育はないでしょう。きちんとした形で、そしてわかりやすい形で、ファイナンシャルリテラシーを教えるべきだと思う。
以下、メモ。

p.164
「マック・レート」とは
・それぞれの国で買える「ビッグ・マック」の値段を比べて、本来の為替レートを算出する試み。
・イギリスの経済誌『エコノミスト』が定期的に調査、計算して発表している。


p.173

戦後、日本の円をいくらに固定すればいいのか、アメリカはさまざまな調査を行ないました。その結果、日本経済の現状は、1ドル=320〜330円程度がふさわしいという結論が出ていたといわれています。しかし、360円という円安水準にしておいた方が、今後日本経済が発展する上で有利だろうと考えたアメリカ側が、日本に有利な1ドル=360円という交換比率にしたと言われています。
(略)事実、円安で輸出に有利という条件のもとで日本経済は発展したのです。


p.227
チャップリン「人生に必要なのは、夢と勇気と多少のお金(some money)」