遠藤功『見える化 強い企業をつくる「見える」仕組み』
- 作者: 遠藤功
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2005/10/07
- メディア: 単行本
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「見える化」について考える。進捗状況がすぐにわかるように示すのに、どうすればいいのかな、と思って。わざわざブラウザをあけなきゃだめ、とかその1ステップがある時点で、もう難しいよね…。必ずする行動に結びつければいいんだよな。タイムレコーダーの横にデジタルサイネージとか?(笑)この本の中にも書かれているけど、「見る」ではなく「見える」にしないとだめ、ということですよね。非常に勉強になりました。
以下、メモ。
p.24-25
「見る」ではなく「見える」:
・一番多い勘違いは、さまざまな情報をオープンにさえすれば、「見える化」は達成されると思っていることだ
・情報を共有するときには、相手が「見よう」という意思を持っていることが前提になっている
・「見える化」の基本は、相手の意思にかかわらず、さまざまな事実や問題が「目に飛び込んでくる」状態を作り出すこと
・「人間は問題が目に飛び込んでくれば行動を起こす」という動物的本能に訴えかけるのが「見える化」のポイント
p.48-49
「見える化」の4つのバリエーション:
1.見える化:
企業活動に必要な情報や事実、数値を「見える」ようにすること。見る側の意向にかかわらず、「目に飛び込んでくる」状態を作るのが基本。
2.視える化:
事実や数値の把握だけでなく、さらに掘り下げてより深く見ようとする。
3.診える化:
具体的な問題を特定するために、さらに細部を見る。
4.観える化:
全体を俯瞰して把握する。
p.62-73
見える化のカテゴリーと対象項目:
問題の見える化
異常の見える化
ギャップの見える化
シグナルの見える化
真因の見える化
効果の見える化
状況の見える化
基準の見える化
ステータスの見える化
顧客の見える化
顧客の声の見える化
顧客にとっての見える化
知恵の見える化
ヒントの見える化
経験の見える化
経営の見える化
p.93
チャートやグラフを現場に貼るだけでは現場の競争力は高まらない。
「数字で話をする」
「目標とのギャップを常に認識する」
「大目標と小目標の関係を常に把握する」
→こうしたことができる人を育てなければならない