英語ノートを小学校に提供

小学校からの英語導入ということで、指針が示されました。英語だけでなくて、「外国語活動」ということになるようですね。地域によって、いろいろな言葉を学べるのはいいと思うな。ただ、スキルアップを狙うのか、外国語に興味を持たせることを狙うのかをまだはっきりさせていないので、それによって教材の良し悪しの評価も変わってくるのですが。
楽しんで、外国人に対しても変に身構えずに交流していくメンタルセットができるようになってほしい、と思いますけどね。

小学5・6年生に「英語ノート」 文科省方針(asahi.com:2007年09月13日07時21分)


 文部科学省は、小学校での英語教育に使う教材「英語ノート」を作り、09年春から全国の5、6年生とその担任約250万人に配布する方針を固めた。早ければ11年度から施行される改訂学習指導要領では「英語活動」が小学校高学年に導入される見通しで、英語ノートは文科省が考えている「小学校英語」を先取りして示すことになる。

 文科省は08年度の概算要求に、英語ノートの編集や配布などのために約4億5000万円を計上。編集は今年度中に終えたうえで、08年度に印刷し、09年春に小学校に配布する計画。指導要領が予定どおりに改訂された場合、11年春から「英語活動」の授業が全国一斉に始まるが、英語ノートを使えばその2年前から前倒しする形で学べる。

 CDつきのワークブック形式になる予定。文科省は、中央教育審議会(文科相の諮問機関)の専門部会に改訂指導要領の素案を示している。それによると、「英語活動」では、(1)世界各国の「こんにちは」(2)自己紹介や好みを伝える(3)日常生活や事実を尋ねる(4)世界の数遊び――などを教える予定で、ノートにはこうした内容が盛り込まれることになる見通し。教師が使う指導用資料も作成中だ。

 文科省は、「英語活動」が始まるまでは、英語ノートを「総合的な学習の時間」で使うことを想定する一方、正式導入後も、共通教材を提供することを検討している。全国の児童に教材を配った例としては、道徳の副教材用として作った「心のノート」がある。