本田直之『レバレッジ・リーディング』

レバレッジ・リーディング

レバレッジ・リーディング


本に没頭する時間を減らそう、と思いつつ、自分の足りない知識を補うためには本は便利…と思い悩み、趣味でではなく、とにかく知識を得るための手段と割り切って本を読むとどうなるか、というのを説明してくれているらしいこの本を手に取った。各章のまとめのページだけ読めばいいような気がするけど、なるほどと思うノウハウもたくさんあり。勉強になりました。
以下、メモ。

p.51

  • 読書を投資活動として捉える
  • 1500円の本1冊から得た知識は、将来100倍になって返ってくる
  • 「本を読む時間がない」はただの言い訳。本当は「本を読まないから時間がない」。
  • 本には他人の数十年分の経験や知恵が詰まっている
  • 読書をしない一流のビジネスパーソンは存在しない。
  • 多読は誰にでもでき、特別な道具も訓練もいらない。
  • 読めば読むほど累積効果で「パーソナルキャピタル」の「含み資産」が増える
  • 情報の取捨選択能力がつき、主体的な思考力が身につく。


p.20

常に目的意識を持って、いらないところは切り捨てる読み方をすると、一冊の本を短期間で読み終えることができるので、どんどん本が読めます。必要な情報だけが入ってくるし、次々に新しい有益な本を読むことができます。つまり、情報の取捨選択能力がアップしたわけです。


p.48

多読はふつうの読み方と違い、すべてを読まず、必要なところ、自分にとって役に立つところだけを選びとる読み方です。つまり、非常に読み手の主体性を重んじる読み方です。常に目的意識を持って、「この本から何を吸収したいのか」を意識し続けます。ときには著者の考え方に疑いを持つこともあります。


p.75
どの本を読むか、スクリーニングに役立つメルマガなど

毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン
http://eliesbook.co.jp/bbm/

Webook of the Day
http://webook.tv/

プレジデントビジョン
http://www.president-vision.com/


p.96

  • 本は探す段階からこそ重要である。
  • 目的に沿って読む本を選ぶ。
  • 自分にとってやさしくて値段の安い本の方が、すぐに役立つことが多い。
  • 学者や研究者が書いたような「教養型」の本より、著者が自分の経験から得たノウハウを述べた「経験型」の本を選ぶ。
  • テーマが決まっているときは、「カテゴリー集中法」でその本を片っぱしから読め。
  • 本選びには、口コミ、メルマガ、書評記事、新聞広告、書評サービスなどを徹底的に利用する

(後略)


p.100
カラーバス効果=Color bath(色を浴びる)
 →ある色を意識して街に出ると、やたらその色が目に入るようになる。


カラーバス効果をうまく使うと、素早くページをめくっても、目的の個所で目がとまります。そのためには読む前に目的を決める必要があります。と言っても、あまり深く考える必要はありません。シンプルに、イメージを描く程度でOKです。


p.136

読む前に、「何時間以内で読む」と決める。