大久保幸夫『上司に「仕事させる」技術 そうか!ボス・マネジメント』

上司に「仕事させる」技術―そうか!ボス・マネジメント!

上司に「仕事させる」技術―そうか!ボス・マネジメント!


ぶっちーに紹介してもらった本。図書館が取り寄せてくれたのでさっそく読んだ。なるほどね。自分はどのタイプだろうとか思いながら読むと楽しい。もっといろいろとちゃんと考えながら仕事しなきゃ、全然だめだなぁ。むしろ、僕は上司に仕事させてばかりな気がするのだが…。
以下、メモ。

p.13

「ボス(上司)をマネジメントする」という考え方は、非常に新鮮でした。しかもアメリカでは、それが高業績者の行動特性のひとつと考えられていたのです。
さらに、「ボス・マネジメント」は、MBAのカリキュラムの中にも含まれているくらい、一般的なことだったのです。


仕事のできる人は上司の使い方がうまい
上司を巻き込めば、やりたい仕事ができる


p.97
部下の上司に対する関係性を示す5分類
模範的→問題なし
孤立的→「この上司とは仕事をしたくない」「うるさいから一緒にいたくない」と上司と距離をおきがたるタイプ
実務型→言われたことはきちんとやるが、それ以上のことはしないタイプ
消極的→「上司は自分のことをどこかで見ていて、評価してくれているはずだ」と考える、他者依存タイプ
順応型→「親密になりすぎると精神的な依存度が高まり、「イエスマン」になってしまう危険性のあるタイプ
ロバート・ケリー著『指導力革命』より


p.102

ボス・マネジメントがうまい人は、強いリーダーシップも発揮できる人なのです。
なぜか。それは、リーダーシップというカテゴリーには、必ずしも上の者が下の者に命令したり、下の者を統率するだけでなく、サーバント・リーダーシップという領域もあります。
サーバント・リーダーシップとは、サーバント(Servant=使用人)の名のとおり、自分の部下を主役にし、自分はサポーターに回って良い結果を残すというものです。ボス・マネジメントは、まさに一種のサーバント・リーダーシップのようなものなのです。