息子・娘を入れたい学校

週刊ダイヤモンドの2006/4/15号で「息子・娘を入れたい学校」が特集でした。なかなかおもしろかったです。いろいろ参考にもできそう。

p.35
「私学の進学校は、受験勉強ばかりさせている」という誤解も根強い。事実は違う。かつての旧制中学、旧制高校のリベラルアーツ(教養教育)の伝統は、一部の名門校を除けば公立校よりむしろ私学に引き継がれた面が大きい。いわゆる伝統的な進学校ほど、大学受験教育よりも教養教育に力を入れている。なにより生徒自身が、それを望む。

紹介されている灘の「土曜講座」、武蔵の「総合講座」、どちらも「西洋思想案内」「ジャズを聴く喜び」「相対論入門」「バーチャルリアリティ実験」「修理と工作」「エレキギターを作って弾こう」「日本語の教え方」などさまざまなテーマを扱っている。

灘では土曜講座として、これらの講義を教師やOBが行っている。武蔵では高一のとき、約30講座のなかから好きなものを洗濯する。一講座当たり5〜6人という少人数制で、通常教科を受け持つ教師が、普段とは違う顔で授業を企画し講師を務める。

私立だけではなく、がんばっている公立も取り上げられています。

p.118
京都市立堀川高校
http://www.edu.city.kyoto.jp/hp/horikawa/

1999年入学(第一期生、と呼ぶらしい)の進学実績が、国公立大へ現役で112人(うち、京大6人)。前年が国公立大への実績が浪人も合わせて7人。こんなに上がるもの?

  • 「豊かな学校」をキーワードとして、スタッフを入れ替えるわけでなく、システムで学校を改革。
  • 普通化に加え、「探究科」(自然探究科と人間探究科で計4クラス160人。)を新設。「すべては君の『知りたい』から始まる」をスローガンに。1年生のときに6人グループで研究、研究成果を2年次に新1年生に発表し、それを1年生が評価する。3年生になると個人研究。

そして、ネット上にヴァーチャルで附属中学校を持っている…(笑)入ろうかな。