八藤眞『元気・長生き・若返り あなたは栄養素不足です。』

あなたは栄養素不足です。―元気・長生き・若返り

あなたは栄養素不足です。―元気・長生き・若返り


健康について真剣に考えなくては、ということで参考文献にいただいた本。栄養素の話とか、ぼんやりと家庭科の授業で習った以外、ほとんど知識なしですからね…。ビタミン、ミネラルって栄養素を分解・吸収するためのものなのね…。
以下、メモ。

p.4

健康な体になるための基礎は、まず食事によって栄養素をバランスよく摂ることです。ご存じのように、タンパク質(アミノ酸)、糖質(デンプン、ブドウ糖)、脂質(脂肪酸)は三大栄養素といわれ、これらは人体の構成成分とエネルギーの源です。そして、これら三大栄養素が体内でスムーズに活用されるために必要なのがビタミンとミネラルで、これを含めて五大栄養素といいます。それに整腸作用と有害物質排出のための食物繊維群も加えると六大栄養素になり、その糖質が消化・吸収する舞台を提供する水を加えると七つにもなります。(略)
つまり、私たちの体は、こうした栄養素が、バランスよく、必要な分だけ、常に補給されることによって、正常に保たれるわけです。


普段の食事で簡単に摂れ、ややもすると過剰になりがちなのは…
タンパク質、糖質、脂質の三大栄養素

ビタミン・ミネラルは不足しがちなので、健康食品などで十分に補給することが必要


p.34
ミネラル=
体の中で、糖質、タンパク質、脂肪などの栄養素を分解、吸収、消費するための酵素・補酵素と結びついて働く。20数種類のミネラルが必要とされている。その中で、とくに生命維持に不可欠な7つを「生命維持必須ミネラル」と呼ぶ。


p.36
生命維持必須ミネラル(7種)
・アルカリ性(陽イオン)
 カルシウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウム
・酸性
 リン、イオウ、塩素

微量必須ミネラル(15種)
・アルカリ性(陽イオン)
 鉄、亜鉛、マンガン、銅、コバルト、クロム、モリブデン、バナジウム
 ニッケル、ケイ素、スズ、アルミニウム
・酸性
 ヨウ素、セレン、フッ素


p.90

人体の生命維持は、
・成長と成熟
・水、電解質(ミネラルバランス)の調節
・循環(血液・リンパ液)の調節
・体温の維持と調節
・栄養と代謝調節
・生殖と維持
の上に成り立っています。
さらに詳しくいうなら、水・電解質(ミネラルバランス)の調節、循環(血液・リンパ液)の調節、栄養と代謝調節、これら3つの調節を総合的にうまく行うなら、成長と成熟、体温の維持と調節、生殖と維持は結果的にスムーズに運びます。


p.104

健康を丸めていえば、
1.心地よく食べ、
2.心地よく寝て、
3.心地よく排泄して、
4.心地よく働いて、
5.心地よく運動で汗をかき、
6.心地よく休憩してリラックスする。
これを実現できるかできないかは、こうしたことのできるバランスのよい環境にあるかないかにかかっていることになります。


p.111

人体にとって、健康維持・増進を考えたよい水の条件とは、
1.生命体に有害な物質が除去されていること。
2.人体生命維持に必要なミネラル分がバランスよく含まれていること。
3.水の硬度が高すぎないこと。
4.酸素と炭酸ガスがある程度含まれていること。
5.水の分子集団(クラスター)が細分化され、吸収性がよい水の状態になっていること。
6.水分子とミネラル分子が融合し合い、水の振動数が高く活性化されていること。
などがあげられます。
すなわち、人体の異化・同化、新陳代謝をより活性的に舞台提供できる水となります。
そのよい水をつくるためにはイオン化したミネラル添加が必須で、それは生命維持必須ミネラル群を総合的に、しかもバランスを整えたかたちで含む必要があります。それにより、水分子クラスターが小さく、細胞に吸収されやすい状態の水となり、1.〜6.の要件に合致させることができます。これが健康増進のための水としての基本的役割を担うことになるものです。


p.129
健康飲料にトッピング=

健康飲料をベースに、さらに体にいいもの、飲む人の体の状態に合わせたものをトッピングするという方法です。(略)例えば、体のどこかにきわめて虚弱な部分があるのなら、それをカバーするさらに強力な「助っ人」を起用することは、理にかなっているとは思いませんか?