大学生が進路体験語る

ああー、やられた感がいっぱい…。

大学生が進路体験語る 神奈川・横須賀総合高
神奈川県横須賀市立横須賀総合高(熊谷和久校長)で27日、現役の大学生らが高校生に自らの「進路」体験を話す進路学習授業があった。
指導で訪れたのは「NPOカタリバ」(本部・東京都港区)の大学生ら50人。4年前から中学、高校生に「進路体験」を語り、生徒らの疑問に答える活動を続けている。
体育館での授業には1年生320人が参加。10人前後で車座になり、大学生が「紙芝居」形式で伝える体験、考え方を聞いた。生徒は3時間の間に順次大学生を変え、計8人の話を聞き、質問した。
最後に生徒たちは授業の成果を「約束カード」に記し、実行を目指す。昼食は大学生と一緒に食べ、コミュニケーションを深めた。1年生の荒井飛鳥さん(16)は「高校中退で大検で進学した話も聞け、よかった。年齢が近く、分かりやすかった。将来は人の役に立つ職業に就きたい」と話した。
青山学院大4年の女子学生(23)は1年間の英国留学の経験を持ち「自分の経験を話すとともに、いかに生徒が質問しやすいような雰囲気作りをするか、こちらも勉強になる」と語った。
同高は2003年春に3校が統合して開校。来春、初の卒業生が出る。熊谷校長は「教師が進路ガイダンスをするより、生徒も大学生なら友だち感覚で気軽に相談でき、視野を広げられるのでは」と期待する。