三輪裕範『ローズ奨学生 アメリカの超エリートたち』

ローズ奨学生―アメリカの超エリートたち (文春新書)

ローズ奨学生―アメリカの超エリートたち (文春新書)


ローズ奨学金というのは実は知らなかったのですが、ダイヤモンドのデビアス社を作ったセシル・ローズが作ったイギリスのオックスフォード大学で学ぶ奨学制度だそうです。クリントン前大統領は、ローズ奨学生OBで占められていたそうですよ。学校の役割としては、こういう将来一緒にやる仲間を作る、というのもあるのでしょうね。

以下、メモ。

p.21
ローズ奨学金4つの選考基準
1)文芸および学術的業績
2)クリケット、サッカーなどの野外スポーツを愛する心と、それらにおける成功
3)男らしさ、真実、勇気、義務への献身、弱者への思いやりと保護、親切心、無私、友愛の資質
4)道徳的力強さとリーダーシップ能力を学生時代から発揮していること

p.44
アメリカの選考委員会にお願いしたいこと:

将来、アメリカの大統領や最高裁長官、あるいはアメリカの駐英大使になれると思われるような学生を選んでほしい

クリントン政権を見ると、まさにこの選考基準が正しいことがよくわかる。