「希望と違う仕事でも働きたい」24%どまり・青少年白書

NIKKEI NET:社会ニュース 「希望と違う仕事でも働きたい」24%どまり・青少年白書
南野知恵子青少年育成担当相(法相)は21日の閣議で、2005年版の「青少年の現状と施策」(青少年白書)を報告した。学生や無職の青少年のうち、「希望と違う仕事でも働きたい」は24.3%にとどまるのに対し、その親は52.6%が「多少希望と違う仕事でも働いてほしい」と希望。親子で職業観に大きな差があることが浮き彫りになった。
今年の白書は、ニートと呼ばれる定職に就かない若者の増加を踏まえ、15―29歳の青少年と保護者の7500組に、自立に関する意識調査を初めて実施した。
このうち職業に就いていない青少年とその親は1700組で、子の52.9%は「希望の仕事があれば働きたい」と回答。「働きたくない」も5.4%いた。一方で親は「希望の仕事があれば働いてほしい」が23.9%、「本人の選択に任せる」が20.9%いた。
父親の人生を「生きがいのあるもの」とみている子は16.7%、母親の人生は15.5%。親の暮らしぶりへの突き放した視線がうかがえる。

この親子のずれはあって当然のような気もしたりしますが…。問題は「希望の仕事」を見つけられるかどうかなんですよね。そして、それが見つかったときにそれに向かってがんばれるか、どうがんばったらいいか知っているか。そのあたりの問題な気がします…。