お厚いのがお好き?
- 作者: お厚いのがお好き?スタッフ
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2004/05/29
- メディア: 単行本
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テレビでやっていた頃からずっとファンだった、“お厚いのがお好き?”が書籍化してました。本屋で見つけてうれしくって、そのまま購入。書籍になると、この番組のウリだったたとえ話が、「ほんとか?」と思えちゃうところもあります(やっぱり、テレビ番組のスピード感でごまかされていた部分もあり…)。
でも、分厚い本でも、読んでみようかなー、と思わせてくれる、力のあるコンテンツだと思うのです。こういうのって、教育カリキュラムや教材にすごい参考になるよなー。
以下、メモ。
p.190
アダム・スミス『国富論』を腕時計で読み解く。
↓
腕時計の技術競争を例として述べている
↓
で、そこで書かれていた知らなかったこと:
ブレゲ(Breguet)
「時計界のレオナルド・ダ・ヴィンチ」「時計の進化を2世紀早めた男」。76歳で死ぬまでに、実に時計に関する発明の3/4を完成させたといわれる、天才時計師。
p.202
キルケゴールの悩み
「
彼女を本当に幸せにできるのは自分ではないのかもしれない
」
と悩み続け、せっかく成就した愛を手放す…うーん。
p.238
ベンサム
功利の原理:
「
人間の快楽や幸せを増すような行為を善
苦しみや不幸せを増すような行為を悪
」
↓
最大多数の最大幸福
「
それぞれの人の幸福を足し算したものが一番大きくなるときにこそ、本当に社会は幸福になる
」
%昔、この言葉にけっこう惹かれていました、僕(笑)
p.240-241
ベンサムの快楽計算:
ある行為が、どれだけ多くの人々に、
どれだけ多くの幸せをもたらすかをチェックする計算法
以下の7つの条件を挙げて、これらを多く満たすことがより多くの幸福をもたらすとした
1.快楽の強さ
2.持続性
3.確実性
4.遠近性
5.多産性
6.純粋性
7.範囲(関係者数)
ここなど、参照。
http://www.ne.jp/asahi/village/good/bentham.html
p.257
福沢諭吉『学問のすすめ』より
「
世話の字には二つの意味あり
一つは保護の義なり
一つは命令の義なり
」
↓
「
保護とは、人に付き添って金や物を与えて面倒をみること。命令とは人のために意見し忠告することをいう。この保護と命令を備えるのが、真の世話である
」