中島一『人脈づくりがうまい人の習慣術』


人脈づくりは、受動的な自分には苦手だ、と思い込んでいたところがありますが、そんなことも言ってられません。勉強することに。しかし、世の中になんと人脈作りのノウハウ本の多いことか…。
受動的だから、社交的でないから人脈は作れない、というのは違うのだ、というのは、この本から得た大きなメッセージ。PUSH型で人脈を築いていくだけでなく、PULL型で人脈を築いていくことだってできますもんね。自分は明らかに後者だろう、と。そうすると、自分の現在と将来にどれだけ価値を見出してもらえるかが最初の勝負であり、その見立てが間違いではなかったな、とその後思ってもらうことが2つ目の勝負。あとは、教えてもらいながら何度も何度も足を運ぶ…と。

勉強になりました。以下、メモ。

p.46
世のハウツー本に欠けている人脈づくりの基本理念:

・基本的にはギブ・アンド・テイクの関係によって成り立っている
・欲しい人脈の相手も対価を求めている
・自分に対価がないときには対価をつくる努力が要求される
・長期的な人脈はよき対価交換の積み重ねの上に成熟していく


p.52
人脈を築くうえで時間をかけるべき重要な「3つの価値」

1.自己の現在価値の絶えざる向上努力と結果の証明
2.将来期待価値を実現できる人材であることの証明
3.異質価値提供を実現できる人材であることの証明


p.129
プロの仕事

・その分野の知識を系統的構造的にカバーして把握している
・そのなかで特定領域について並外れた知見と習熟度を持ち、発揮している
・グローバルレベルで存在が知られている
・他の分野のプロにも認められ交流している
・何人かの後継者を育成している
・創造性を働かせて、固有の方式を編み出している
・その分野で得た見識が他の分野でも活用できることを知っている