ローター・J・ザイヴァート『すべては「単純に!」でうまくいく』

すべては「単純に!」でうまくいく

すべては「単純に!」でうまくいく

  • 作者: ローター・J・ザイヴァート,ヴェルナー・ティキ・キュステンマッハー,小川捷子
  • 出版社/メーカー: 飛鳥新社
  • 発売日: 2003/02/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ブックオフでゲット。どうも人生が複雑怪奇になっていた頃に(笑)、こういうのもいいかな、と思って買いました。淡白な感じで文章が進んでいくので、いまいちのめりこめなかったかな。パートナーとの関係をSimplfy!っていうところがおもしろかった。僕にはできていないことばっかりだ。。。

以下、メモ。

p.74
キャリアのためにすべきこと、してはいけないこと

2.上司が絶えず残業を要求したら
タイムレコーダー通りに働くだけでは、決して昇進できないことは、もちろんご存知でしょう。でも、だからといって、毎日11時間も働くことが果たして必要でしょうか?

・成功しない人…
対立しないですむよう、適当な口実を考え出し、なんとかして逃げようとする。同僚をそそのかして反抗させる。

・成功する人…
時と場合によっては引き受ける。上司を大事な取引先だと考えてみましょう。いざとなれば仕事に打ち込む人間だということをわかってもらえたと思ったら、もう少しゆとりのあるときに有給休暇などを願い出ます。

(略)

4.会議など、みんなのいる前で上司があなたをこきおろしたら
これは実につらいものです。「宮仕えにはつきものだ」では、大した慰めにはなりません。

・成功しない人…
みんなの前で言い返す。あるいは、会議が終わるまで膨れっ面をする。後で相手かまわず訴えてまわる。

・成功する人…
あなた自身と、あなたの提案やアイデアとを分けて考える。あなたの提案を非難したからといって、それによって、上司があなたという人そのものを否定したことにはなりません。もしあなたが、そのやり方を個人的な侮辱だと感じたなら、それを上司に伝えましょう…ただし2人だけのときに。
「私は、決定に文句を言うつもりはありません。けれども、もうすこし客観的な表現をされたなら、私のほうも、もっときちんと対応できたでしょう」というように。

p.100
時間をシンプリファイ!
自分の中にいる「時間泥棒」を見つける

■時間泥棒1 無数の「ちょっとした用事」
ちょっとした用事を先に片付けようとしてしまう。

まず1時間、しなければならないことをしてから、他のことに頭をまわしましょう。

■時間泥棒2 高すぎる目標
現実性に乏しい、高すぎる目標は自分の負担になる

パートナーと率直に話し合う

■時間泥棒3 無意識の不満や疑念
約束や仕事で1日をびっしり埋めたくなってしまう?

不満にゃ疑念がないか、自分の内面を探してみる

■時間泥棒4 ふさわしくない働き方
一匹狼タイプがチームで働かなくてはならないとき、
ミーティングや他のメンバーに対する責任などを時間の無駄に感じる

違った条件で仕事をしたらどうなるのか考えてみる

■時間泥棒5 適していない職業
失業する不安のためだけに仕事をしている?

人生を変える勇気を持つことが大切


p.162
心理学者 ジョン・カバト=ジン
「他人を批判しない人の方が、したがる人よりもずっと明晰な決断を下し、また自分を幸せに感じている」


p.169
パートナーをシンプリファイ!


パートナーとの対話の4つのルール

1.決まった時間で
1週間に1度、90分。だれにも邪魔されず「2人きり」で話すこと

2.決まった状態で
向かい合って座り、お互いに顔を見ながら話します。電話、パソコン、BGM、テレビなどはすべて消して。

3.決まった順番で
これには時計が必要です。15分間片方が話したら、次の15分は相手が話します。聞くほうは、質問してはいけません、相づちもいけません。

4.決まったテーマで
それぞれが、今いちばん心に引っかかっていることについて話します。「自画像を描く」と言ってもいいでしょう。