学校法人の財務諸表公開義務化

私立大学や小中高校を経営する学校法人に財務諸表の公開を義務付ける最終報告が文部科学省から出ました。
早ければ2004年度決算から適用とのことです。

1)安定的な経営への意識を高めてもらう
2)補助金を受けているのだから、アカウンタビリティを果たさせる

の2つが大きな狙いだそうです。

授業料や入学金、入学定員、学生数の状況なども含めた公開が義務付けられ、HPなどでの公開も提言しています。

学校がどれだけの経済規模で運営をされていて、どのような生徒たちを育て、送り出しているのか、そのあたりはクリアになると良いと思います。
「教育は清貧」みたいなイメージがありますが、良い教育を継続して社会に対して提供し続けるには、健全な経営が不可欠ですし、とても良い試みだと思います。

最近(というか昔からか)、財界のトップの人たちが教育に興味を持っていますね。トヨタの学校設立もしかり、ワタミグループの渡邉さんもしかり。ソニーの盛田さんもそうでしたしね。

今後の動きに注目です。